完全週休2日制の導入はできるのか?
段々と温かくなってきました。本当は気持ちがいい季節のはずなのですが、コロナ案件や花粉症&PM2.5の時期ですので、今一度身体の状況を見ながら邁進したいものです。
さて最近建設業の世界も変わりつつあります。働き方改革で完全週休2日制が各業界で浸透している中、建設業はオリンピックの対応等で2021年度迄は週休2日制に対して猶予期間が設けられていますが、2022年度からは実施義務となります。
そのため兵庫県では2021年度からの工事に関わる完全週休2日制は週休2日を土日限定にせず週のどこかで2日でと言う解釈に変更になりました。建設業は仕事内容によっていは天候に影響を受けるます。週によっては天候の良い日が土日しかない場合もあります。通り一遍等の土日に拘らない内容に変更されたようです。
まぁどちらにしても日給月給者が多い業界としては出勤日数が減る→給料の減額になりますので、日当のUPでカバーするのか月給制にして固定にするのかの意見が多々あります。この制度等だけの問題ではありませんが、発注者側の無理なお願いに対して請負側が受けきれなくなってきています。災害が起こった際に契約上は週休2日制順守義務は無しと書かれていますが、請負側は完全な対応が出来なくなると思います。また工事における就業者人数が急速に減っている業界ですから、1人当りの仕事量が今後増える傾向になるとしたら、余計に休めない状況につながる可能性が大です。ICTは決して万能ではありません。急速な開発発展が望まれます。
従来型のビジネスモデルと現場施工モデルに限界が来ています。ますます現場と会社のマネージメントが重要になるとだけ理解できる週休2日制のお話でした。
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