言葉について
当社は「総合建設業」の会社でございます。ですので、社員の中には当然「土木一般世話役」(通称:監督)から「特殊運転手」(通称:重機オペ)や「普通作業員」(通称:作業員)を中心に営業職や総務・財務系の職員がいます。
上記の「」内の名称は入札等における正式な名称で、( )は通称でございます。
その中でも( )の呼び名が変わったのが(作業員)です。
昔は【土方】と呼びました。ご存知だと思いますが、「差別用語」となっているみたいです。ですので美輪 明宏さんの「ヨイトマケ」の唄では「土方」が歌詞に入っている事から放送業界では長らく使用禁止になっていたそうです。
土方とは「土手人足」が略されて「土方」だそうで、海岸や護岸整備の役割と、火消・鳶の役割を持っていたんだとか。また「方」が付くのは「火付盗賊改方」や「奥様方」の方と同じ扱いで、江戸時代では非常に誇りを持っていたそうです。しかし時代も進み「日雇い」=「土方」のイメージが定着したため、この言葉が忌避され差別用語となったと思われるそうです。
そんな差別・放送禁止用語ですが、職業だけでも結構あるんですね。
「町医者」「土建屋」「パーマ屋」「散髪屋」「虚無僧」等々・・・。
虚無僧に至っては、放送で移った場合はボカシを入れるんだとか。
しかしこの手の差別用語で理解できるものもありますが、誰が決めたのかなぁと思います。「看護師」等の性別とかによるNGは理解しやすいんですが、職業によるのは、パッと言われてもわからないから難しいですね。