工事作業の分業について
最近更新を凄く行っているのには訳があります。
人伝いに自社の噂等を耳にすると、どうも誤解されてるのかなぁと思う部分が多々ありまして、一応知らせようと思い、ブログは月1回程度と考えていたのを2回程度に増やしています。
さて、工事作業というのは、工事現場で図面に指定された作業を行う部分と、それを行ったことを証明するための書類作業に大きく分かれます。
現場監督にとって一番負担になるのが、書類作業です。昼に現場を管理し、夜に書類整理とこの業界のブラック的なコメントがネットで書かれる一番の原因の1つです。
当社はそれを回避するために、作業の分業を15年程前から実施しています。
すなわち現場監督員の負担を減らすために安全書類の収集は監督が行っても、許可申請や出来上がった書類のファイリングは専門員が行う。でその中で欠けている書類があれば一覧表が監督員に渡されて、再度収集をして専門員に提出する。現場ですべてが行えればいいのですが、残念ながらすべてをするにはマンパワーを上げるか、時間外労働を多くするかの2つの選択肢になります。
当社では15年程前に某発注者の現場で現場監督が、1年間ほぼ毎日朝1時頃帰宅か座席の下の寝袋生活の日々を味わう苦痛を知ったことから、分業制へと移行する方向で今日にいたりました。その成果とまで言えるかわかりませんが、ほぼ現在では当社社員は現場状況が過密でない限り、18時頃には退社できる環境になっています。
そして出社スタイルは朝は会社に全員集合で、朝礼後現場へ移動、現場終了後は全員会社帰宅後に自家用車で帰宅のスタイルをとっています。これは朝と夕方に施工中の各現場間の情報交換と人間関係形成につながります。また有給が必要な社員がいる場合に対して、他現場がフォローするなどの体制へとうながしています。ですので、有給も取りやすい状況へとつながっています。
建設業は有給とりにくいとネットで書かれていましたが、ケースバイケースである例になればと思っています。